福島エコクリート株式会社福島エコクリート株式会社

JCOAL 一般財団法人 石炭エネルギーセンター 日本国土開発株式会社 新和商事株式会社

安全性

製品の安全性

フライアッシュに起因する重金属の溶出特性については、豊富なデータから使用する原炭種に対して最も効果的な不溶化対策を講じることによって、製品の環境安全性を確保します。
なお、今回建設する工場のシステムは基本的には通常の生コン工場と同レベルのものであり、環境保全対策は前頁に示しましたように、周辺環境への影響・負荷を最大限に小さくした設備としております。

位置

対策

期待される効果

フライアッシュ受入時

安定化処理剤の添加

フライアッシュの安定化(重金属等、pH)

材料混合時

高炉セメント添加率の増加

重金属全般の溶出抑制
必要強度の確保

材料混合時

細骨材の混合

混合性の向上
必要強度の確保

材料破砕時

溶出抑制材によるコーティング

全重金属の溶出面積の低減

環境安全性

項 目

溶出量基準(mg/L)

含有量基準(mg/㎏)

六価クロム化合物

0.05以下

250i以下

砒素及びその化合物

0.01以下

150以下

セレン及びその化合物

0.01以下

150以下

ふっ素及びその化合物

0.8以下

4000以下

ほう素及びその化合物

1以下

4000以下

カドミウム及びその化合物

0.003以下

150以下

鉛及びその化合物

0.01以下

150以下

水銀及びその化合物

0.0005以下

15以下

備 考

ORクリート砕石(路盤材代替品)

製造フロー

設備仕様

項目
仕様
サイロ
石炭灰サイロ:500t×6基
石炭灰中継サイロ:50t×2基
セメントサイロ:100t×4基
混和材サイロ:20t×1基、35t×1基
混合装置
2軸強制ミキサー 容量3.3㎥
即脱成形装置
(330mm×330mm×350mm)×9個
蒸気養生システム
パレット数: 1,764(7槽×14段×18個)
破砕装置
ロールクラッシャー
細割クラッシャー