会社と事業
事業の概要
「福島エコクリート事業」は、一般財団法人カーボンフロンティア機構、日本国土開発株式会社および新和商事株式会社の3社が出資して設立した特定事業目的会社で、経済産業省等の補助事業として運営するものです。
福島県浜通りの復興事業、とりわけ今後「避難解除」となる小高区以南の被災地においては、今後も多くの土木資材が必要となっています。そこで、当社では、浜通りに位置する石炭火力発電所から発生するフライアッシュ(石炭灰)を主原料としたORクリートを製造して「復興資材」に活用して頂くと共に、継続する事業を展開することで「雇用創出」を実現いたします。
ご挨拶
ゼロからのスタート
福島エコクリートは、福島県イノベーションコースト構想の一環として、浜通りの雇用創出、復興事業への土木資材の供給、および福島県内の石炭灰のリサイクルを目的に新たに設立された会社で、人間に例えるなら、まだ首の据わっていない赤ん坊です。
しかしながら、当社の設立・事業開始に対しては、経済産業省、福島県、南相馬市および復興庁からの多くの助成金および融資を受けて実施しており、世間的にも大きな注目と期待を受けています。 このため社員一丸となり技術力を高めていくことで、当社を南相馬市を代表する企業とし、福島県浜通りの復興に貢献出来る会社に成長させたいと思います。
会社概要
- 名称
- 福島エコクリート株式会社
- 資本金
- 50,000千円
- 設立日
- 平成28年3月18日
- 出資比率
- 一般財団法人 カーボンフロンティア機構10%、日本国土開発51%、新和商事39%
- 所在地
- 工場:福島県南相馬市小高区女場字猿田1番地23
TEL:0244-26-4198
FAX:0244-26-4199
- 代表取締役社長
- 横田季彦
- 取締役
- 専務取締役 櫻井貫、常務取締役 加藤健一
- 監査役
- 橋本敬一郎
- 技術顧問
- 久田真
- 従業員数
- 30名(令和元年6月1日現在)
- 事業目的
(定款記載)
-
- コンクリート二次製品等の製造販売
- 再生砕石及びこれに類する再生建設資材の製造販売
- 砕石・骨材などの販売
- 産業廃棄物の中間処理
- 前各号に附帯又は関連する一切の事業
- 許認可
- 産業廃棄物指定処理施設設置許可証(相振S第21号):平成29年1月26日
産業廃棄物収集運搬業許可証(第00705199633号):令和5年3月6日
産業廃棄物処分業許可証(第00720199633号):令和5年2月15日
出資会社の概要
- 石炭及び関連する各種エネルギー等に関する調査研究、情報の収集・提供、人材の育成、技術開発、技術の普及・移転及び事業化の支援等を行うことにより、国際的な石炭供給の増大及び地球環境に調和する石炭利用の推進を図り、もって我が国におけるエネルギーの安定確保及び産業経済の健全な発展に寄与することを目的とする財団。
- 東京を本社とする総合建設会社。石炭灰の有効利用に関しては、沖縄電力、常磐共同火力、東北電力の技術協力を行ってきており高い技術力と豊富な情報を有している。また、南相馬市においては、震災直後の早い時期から広い範囲で除染事業等を行っている。
- 新潟県を本社とする商社。建設資材(セメント等)の販売を行う他、生コン工場を所有しており、南会津に自社工場を有する。また、相馬市では相双地区復興生コンの中心的役割を担っている。